今回のMobile World Congress(MWC)は、スマートフォンが話題の中心だった。ただし、注目されていたのは、ハードウェアとしてのスマートフォンというよりも、アプリケーションが実行可能な高性能端末としてのスマートフォンだ。
携帯電話が普及し、契約数が人口に等しくなりはじめると、大きく新規契約を増やすことが難しくなる。また、通話利用も頭打ちの傾向が出る。そこで期待されていたのがデータ通信だ。3Gの導入で高速通信が可能となり、LTEの導入でさらに高速化も可能になった現在、データ通信は、大きく成長が期待できるビジネスが待望されている状態だった。
そこに1つの可能性を見せたのが、iPhoneのAppStoreだ。短期間に開発者を集め、多くのアプリケーションを集めたAppStoreは、いまやすべてのキャリアやハードウェアメーカーが注目するカテゴリといえる。ここでは、こうしたアプリケーションの配布の仕組みを「アプリケーションストア」と総称することにする。
このアプリケーションストアは、携帯電話だけでなく、WindowsやLinux、ネットブックなど多くのカテゴリで、ソフトウェア、ハードウェアビジネスの形として注目されている。たとえば、インテルは、Atomプロセッサを使ったネットブックなどに向け同社が支援するMoblin、 Windows用のアプリケーションストアを立ち上げている。スマートフォンでは、すでにBlackBerryやAndroidがアプリケーションストアを立ち上げ、そのほかにもアプリケーションストアを計画しているところは少なくない。
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