NTTドコモなど携帯電話大手3社の2009年4~12月期決算が2日出そろい、ソフトバンクが米アップルのスマートフォン(高機能携帯電話)「アイフォーン」の人気を背景に唯一、増収増益を達成した。
ソフトバンクの携帯電話事業は、売上高が前年同期比9.9%増の1兆2642億円、営業利益が同59.4%増の2151億円だった。アイフォーンを実質0円で販売するなどの販促効果で、契約者純増数が首位を維持。これによって、4~12月期の営業利益が過去最高を更新した。
孫正義社長は同日、東京都内のホテルで開いた決算説明会で「倒産のうわさが出たが、頑張った結果が出た」と話した。
これに対して最大手のNTTドコモは、売上高が同4.0%減の3兆2423億円、営業利益が同5.9%減の7026億円と減収減益だった。料金の新たな割引プランを各社が導入するなど、価格競争が激化したことで、1契約当たりの単価が減少したことが響いた。NTTドコモの山田隆持社長は、携帯端末の品ぞろえを充実させる方針を示したうえで、「今年は契約者純増数で1番を狙う」と巻き返しに全力をあげる構えだ。
また、KDDIの携帯電話事業(au)は純増数が伸び悩み、苦戦を強いられた。売上高が同2.3%減の2兆13億円、営業利益が同7.8%減の4079億円とやはり減収減益。
小野寺正会長兼社長は「当社がスマートフォンで出遅れているのは事実。他社と違うところで戦う」との考えを示した。
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